SSブログ

クリミア副首相、公定通貨をルーブルに、これからどうなる? [国際]

スポンサーリンク






現在、混迷を極めているクリミア情勢。
住民投票では90%以上の人がロシアへの編入を支持し、
プーチン大統領もクリミアの独立を認めていますよね。
今回、クリミアの副首相であるテミルガリエフ氏が、
ロシア通貨ルーブルをこれまでのグリブナに代わって公定通貨として使用することを発言したとし、
ウクライナの一部だったクリミアがロシアになるのは時間の問題ではないかと思われます。


ウクライナのなかでもロシアを支持する人が多いクリミア、
ロシアに編入するのは一見いいことのように思えます。
ではなぜ、アメリカやEU各国はクリミアのロシア編入に反対しているのでしょうか?

一言でいうならば、この一連の行動に「ロシア軍が介入しているから」
ということです。
これまで、先進国家の分離独立や編入は、
書類や議会で話し合って決まっていました。
これが、第二次世界大戦以降の世界のセオリーである、
議会制民主主義ですよね?

しかし、今回のロシアが行った行動は、
「武力でクリミアを支持する」という、
現在の世界情勢に反した行動です。
なので、アメリカをはじめとする国々は反対の声を上げているんですね。

実際、アメリカの小浜オバマ大統領は、
「ウクライナに(=クリミア)対するいかなる軍事介入も代償を伴う」
というコメントを残しています。
これは、軽々しく武力が用いられるべきではなく、
今回のロシアの行動は極めて危険なものということを強く示していますよね。


もし、今回のクリミアの事例が世界的に認められてしまうと、
各地で同じようなことが起きる可能性ができてきます。
中国寄りの政権をもつ北朝鮮を支持するために、
中国が武力により韓国を制圧したりとか、
ありえない話ではありません。


ウクライナという国のたった一部が独立しようとしているのに、
世界が騒いでいるのはこういう理由があったんですよね。
近代民主主義を覆すことが起きるかもしれません。
これからのクリミア、ロシア事情にはかなり注目です。




スポンサーリンク



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。